諦める事・・・

用事を済ませたついでに、ちょっとパンとか野菜でも買って帰るか、、と街を少しプラプラ、、。
ランチのパンなどを少し買って、帰り道、一人考えていた、、。

街を歩くと、服や、靴や、食べ物や、、
とにかく、いいなぁ～、と思える、欲しいものがそこいらじゅうに溢れている。

ある程度は、じーっと見ながら歩くものの、
大体、わざと、見ないように歩いてる自分。

その事を、今日、ふと考えてみた。

パン屋で見るパンもそう、
パン屋には、ほんとい～っぱいのパンが所狭しと並んでる。
どれも、見れば、きりがない。
全部美味しそうで、全部、食べてみたくなる。
でも、あえて、それを見ないようにしている自分がいる。

パンもそう、お菓子もそう、服もそう。
見ていたら、きりがない。
すべてを欲しがったって、きりがない。

気が付けば、そうやって、いつも、見ないように、欲しくならない様に、自分を止めてる自分がいる事を改めて実感して、、

そうか、そう言えば、私の人生、
なんか、わざと諦めてばっかり・・の気がするな、って。

最初っから、欲しくならないように、好きにならないように、見ないように、知らないように、、
そうやって、生きてきたかもしれないな、って、一人歩きながら考えてた。


いつの間にか、自然に身についていた習慣。
気付けば、小さい頃から、そうだったのかもしれないな、って。
欲しがったって、全部手に入る訳じゃない。
だったら、最初から、そんなもの知らないでいた方が、、そういう自分。


以前、同い年の子達を連れて5，6組の親子で集まって、子供を遊ばせていた時があった。
ぷにゅが1歳か、2歳か、、3歳の頃か、、。
その中には、おもちゃを取り合って、しょっちゅう喧嘩をしている子がいた。
うちのぷにゅは、そういうのをあまりしない。
お友達が欲しがれば、譲ってあげるような、小さい頃から、なんとなく、そういうことが身についていた。
ぷにゅちゃんは、あんまりそういう喧嘩しないよね、って、喧嘩してる子のママに言われて、
うん、そうだね、たぶん、私がぷにゅに、お友達がどうしても欲しがってたら譲ってあげなさい。とりあえず諦めて、また後で遊べばいいでしょ？みたいに教えちゃってるからかな、って言ったら、
そのママに笑われちゃった事が、ずーっと今でも記憶に残ってる。
え～？諦めなさい～子供に～プフッって。

その時も思った。
みんなは、そんなに簡単に物事諦めたりしないのかなぁ、って。
そのママとの会話は一例だけど、
そうやって、すぐに諦める事、教えちゃいけないのかなぁ～って。
そうやって教えちゃうから、こんな、なんでもすぐ諦めちゃう大人になっちゃうのかなぁ、って。

よく思う。
何でも、とことんまで追求したり、のめり込んで行く人は、途中で諦めたりなんかしないんだろうなぁ～って。

これ欲しい！って思ったら、まず、それをどうやったら手に入れられるか、きっと悩んで、解決方法見つけるんだろうなぁって。
これ欲しい！、でも、どうせ無理だから、欲しがるの止めよう、、なんて思う人間じゃ、最終的に、大きな事成し遂げられないんだろうなぁ、って、、。
これが食べたい！って思ったら、それをなんとしてでも努力して、勉強して作ってみようと思うし、
あの評判のあれを食べたい！って思ったら、そこまで足を運ぶ事も惜しまずに、出かけて行って、食べてみるんだろうな、って。
服とかだって、これ、っていう目標を決めたら、それを何とか手に入れて、揃えたくもなるんだろうな、って。
だからちゃんとしたトータルコーディネートとか、自分の趣味も分かったりするんだろうなぁ～、、て。

きっと私は、こういう考えでいるから、いろんなパンもわざわざ見ようとしないし、
洋服も、結局いろんなお店見て回ったりせずに、見た中で一番手の届きそうな所で手を打つから、服の趣味もバラバラだし、結果的に何が着たいのかも分からなくなってくるのかな～、とか、、。


ちょっとした買い物の話から、、かなり、発展してしまいましたが、、。

根本的に、そういう人とは、人間のつくりが、最初っから違ってるのかな、、って、
一人、もんもんと、考えてしまった、しじゅでした。

コメント 2

「欲しい」と思う度合いもあると思います。
私は高校時代、どーーーーしても欲しい車がありました。
実家は笑っちゃうほどの貧乏でしたので
普通高校に通うことができず、定時制に働きながら通いましたが
それでもどーーーーしても欲しくて
学校とバイト3つと、免許取得時には教習所と掛け持ちしてました。
若さと執念と、多分根性が時間と体力と精神力を支えていたと思います。

「欲しい」と思う瞬間は毎日のようにありますよね。
CM見てても、友達が持っているものでも
でも、そのほとんどの欲望は瞬間に消え去ります。

要は「欲しい」と思う執念・・かな?(笑)
モノにこだわりを持つ事はとても素敵な事だと思うし
それに向かって努力することは実はとても気持ちのよいものです。
でも人それぞれ「こだわりどころ」があり
「ツボ」も違いますものね。

私はshijyuさんのこの記事のような分析力をとても羨ましく思います。
冷静に自分を客観的に見つめられたり反省できたり。

世の中の多くの人は「自分は正しい」のですから。

お子さんの件に関しては捉え方の問題なのかもしれません。
自分の欲望の為に、相手を傷つけてまで手に入れる事の空しさを恐らくshijyuさんは無意識に伝えていらしたのかも・・。

私は幼い頃は学校行事でさえ、家計の事情で参加出来ない事が多くありました。
それでも自分で稼げる年頃には努力して手に入れる術を知っていました。

恐らくお子さんも様々な環境の下、自分なりに色々な術を身につけているのではないでしょうか?

心の中の「熱いもの」とでもいうのかな?
目には見えないモノ、芽生えていると思いますよ!

子育てをしたことがない私がわかったようなことをズラズラと・・・。
大変失礼致しました。

by サバンナ (2010-06-23 11:32) 

いえ、サバンナさん、貴重なご意見、ありがとうございます。
こんな個人的な悩みに、真剣に意見して頂ける事、本当に感謝です。
大変参考になり、また改めて自分を見つめなおすきっかけにもなりました。
サバンナさんは、小さい頃から努力をして、欲しいものを手に入れる術を、見につけてきたんですね。すごいなって思いました。
改めて考えてみれば、私は、欲しいものは誰かに与えてもらうもの、的な生き方をしてきてしまったかもしれません。欲しいものを自分の努力で手に入れる術、と言うものを、養わずに育ってきてしまったのかも、と今気付きました。
欲しいと思う執念、こだわりどころ、、その通りかもしれません。どこまでそれを持っているか、持ち続けられるか。その大きさにもよるのかもしれないですね。
私の中で、ここだけは譲れない絶対欲しいもの、、
それについてまた、考えてみたくなりました。
ぷにゅにも、ほんと、これから生きていくうえでの自分なりの術、を、自分で探して、身に付けていって欲しいな、って思いました。

by shijyu (2010-06-23 13:01)